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2008年 3月 27日(木曜日) 09:00

自由と平和への祈りを

桜がいよいよきれいですね。今週末が見ごろでしょうか?今日は、アロマから離れて、チベットのお話です・・。ヨガをやっている時だったので...
桜がいよいよきれいですね。今週末が見ごろでしょうか?

080327_1025~01.jpg今日は、アロマから離れて、チベットのお話です・・。ヨガをやっている時だったので、もう10年以上前かな。外苑前のワタリウム美術館で「チベット展」が開かれていました。

アーユルヴェータで使う薬草や文献などの展示の他に、
チベットのお坊さんたちが、砂曼荼羅をライブで製作していました。
シンとした空気の会場に、サッサッサツと、砂を落としていく音が響いていました。
太めのペンのようなものに、色のついた砂を入れて、ペン先から少しずつ砂がこぼれていきます。ものすごく神経のいる細かい作業。
会場は吹き抜けになっていて、上の方からお坊さんたちが砂曼荼羅を描いているようすがよく見えました。
お坊さんたちは、緊張感でいっぱいなのかと思いきや、意外にも楽しそうににこにこ談笑しながら描いていました。時々ギャラリーのほうを見渡し、目が合うとにっこりしてくれて、とてもなごやか。砂曼荼羅を描くことを、楽しんでいるようでした。
砂曼荼羅を見たのは初めてでしたが、あまりの美しさに圧倒されました。
さらにその曼荼羅は、何日もかけて完成した後、お経をかけながらあっという間に崩してしまうことを知り、衝撃をうけます。色とりどりの見事な色彩は、崩して混ぜてしまうと灰色です。
さらにその砂を、川に流してしまうのです。
その潔さ、執着のなさに、今まで感じた事のない感銘を受けました。

平和を愛する実直な人たち。控えめでおとなしいチベット民族。
先日の「暴動」といわれるものは、よほどのことだったと想像できます。

チベット自治区は、今、どんなことになっているのでしょうか。
① 人権がおろそかにされ、中国の思想に従わなければ、拷問や死刑が行われています。
② チベット自治区に漢民族が大量に移住。チベット民族の存続が危ういです。鉄道が通ったことで、この問題が加速されています。
③ 信仰の自由を奪われています。ダライ・ラマ法王を批判しなければなりません。
④ 環境破壊と文化財産の破壊が行われています。
中国の軍事侵攻から約50年間で、120万人以上のチベット人が殺害されたといわれています。チベット自治区ではダライ・ラマ法王の写真を持っているだけで、逮捕されるそうです。わたしの定期入れには、去年、護国寺のチベットフェスティバルでいただいた、法王の若い頃の写真が入っていますから・・・わたしも逮捕されてしまいますね。

今回の事態について、少し詳しく解説されています。
http://jp.youtube.com/watch?v=YrKvUGdy3lE&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=WBHGUQ90UmY&feature=related

ダライ・ラマ法王は中国からの独立を望んでいるのではなく、
信仰の自由と民族存続、基本的人権の尊重を願っているだけです。
このように、ただ静かに平和を求める人たちに、
民族の自由が与えられないのは、ほんとうに残念でなりません。
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