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2006年 11月 16日(木曜日) 09:00

キャリアオイルについて 1

作者:  kazue
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『アロマテラピー』というと、つい精油ばかりに目がいき、ベースオイル(キャリアオイル)は、なんとなく軽くみられがちです。でもベース...
 『アロマテラピー』というと、つい精油ばかりに目がいき、ベースオイル(キャリアオイル)は、なんとなく軽くみられがちです。でもベースオイルは、とても大切。精油を入れないで、オイルだけのブレンドでマッサージしても、けっこういけます。



 植物油は、そこに含まれている脂肪微量成分がとても重要です。不飽和脂肪酸と一緒に働き、フリーラジカルと結合して無害化してくれるのです。さらに、この脂肪微量成分は、免疫系を強化したり、細胞の修復をしたりします。微量成分には、肌にいいということでも有名な「カラチノイドやビタミンE、レシチンなど」がありますが、これを抽出して大量に使えば、より効果があがるのではないかと、ヒトは思いつきやすいです。でもそれは、またいろいろなトラブルのもととなるだけ。あくまで自然界がブレンドした絶妙な『微量』バランスが、様々な効果をうむことをどうぞお忘れなく。



 ベースオイルはその種類を選ぶことも重要ですが、まず、一番大切なのは、品質です。キーワードは『常温絞り』。熱を加えられず、常温で圧搾されたものには、微量成分が含まれて、脂肪酸が変質しない、品質健全なオイルになります。ところが、世の中にでまわっているほとんどのオイルは、効率と手間、大量加工の経済的なメリットのために、加熱による高温絞り、あるいは溶剤抽出法です。溶剤抽出は溶剤自体が有害で、少量の溶剤がオイルに残る可能性があります。加熱する高温絞りだと、不飽和のcis-脂肪酸がtrans-脂肪酸に変化します。これが人間の体には、とても害になんです。毒性があり、アレルギーや免疫障害、がんなどの危険をひきおこし、心臓、循環器にも悪影響をあたえるのです。ちょっと怖い話でごめんなさい・・・。参考文献に「アロマテラピーのベースオイル」(フレグランスジャーナル社)をおすすめします。



 ただし、常温絞りのものはそんなにもちません。生きているということは、死んでいく途中であるということを忘れやすいですね。いきいきとエネルギーのいっぱいつまった、フレッシュな時期に使いきりましょう。そのためには、たくさん買い込まないのが秘訣です。高温や溶剤で抽出し、さまざまに手を加えられたものは、長くもちさらに匂いもくせもなく扱いやすいです。でも、とても危険。できれば、マッサージに使うこととか以前、普段の食事にもさけたいです。ちょっと高いですけど、ふつうのスーパーにも、常温絞りのオリーブオイルなどならんでいますから~。そちらの方を安全だし、なによりおいしいので、おすすめします! 

 

 こんな話になって、なかなかいろいろな植物油のことまでいけませんでしたが、ひとつだけ。近頃、スキンケアですご~い! とお気に入りなのが『ヒッポファエ油』です。グミ科の実の果肉を絞ったオイル、というかわりものです。オレンジ色していて、香りもフルーティ。なんとも心緩む香りで、元気ずけられます。色はオレンジ、カロチンの色ですね。かなり高価ですが、それだけの価値はあるオイルです。皮膚の修復再生効果があり、乾燥にもとてもいいですよ。日焼けのあとのダメージにも。そのままでなく、ホホバ油など10~20%くらいでにブレンドするとよいです。最近大人気で、自然化粧品にもひっぱりだこで使われています。見かけたら、一度おためしください! いつかこの続きを~。

マシュマローの日記