2013年 7月 02日(火曜日) 20:36

山、森、自然が教えてくれること。

作者:  kazue
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このところよく山歩きしてます。

 先日はそうとうザブザブ雨が降る中、

奥多摩に行ってきました^^

 

だって、あんなに降るとは思ってなかったから、

きちんとしたカッパを持ってなかった、、、

行けるところまで傘さしてみようと歩いてみたら、

あんがい大丈夫なもんでした。

 

傘さしながらも山歩きってできるんだw

けっこう新鮮な体験でした。

 

雨の日らしく、

そっちこっちにカエルさんがいて、

思わず踏みそうでした、よ。

カエルさんってマイペースで、

近付いてもゼンゼン逃げないんですね。

 

あと、なぜかもうダッシュ中の野兎にも遭遇。

あちらもそうとうビックリだったみたいだけど、

突然、すごいスピードで向かってきたので、

私、予想外にビビりました。

でも茶色い野兎、かわいかったですよ~。

 

奥多摩は杉が立ち並ぶ植林されたところと、

色々な木々が共生している原生林地帯があり、

その空気感が圧倒的に違うのに驚かされます。

 

植林された杉は、手入れされていないため、

どの木も細くひょろりとしています。

そして、ぎゅうぎゅうに立ち並んでいて、

そのために地面は暗くて、

お日様が届かない分、

下の方には他の植物は育ちません。

無表情で固く、シーンとしています。

 

一歩、原生林に入ると空気感がガラリと変わり、

さまざまな木々、植物たちが、

まるでハーモニーを奏でるようです。

枝葉は絶妙な間隔で

時には手をつなぐように、

それぞれを生かしながら広がり、

地面の方にもたくさんの草が生い茂り、

とってもふかふかなんです。

 

戦後、木材になるからと言って、

日本はたくさんの杉やヒノキを植えたのに、

その後、やっぱり人経費がかかるからと、

この荒れ果てた植林を放置して、

海外から安い木材を輸入しています。

そのため、海外の森はどんどん死んでいます。

私の大好きなカナダの森もそうです。

 

今、多くの日本人が花粉症で悩んでいますが、

その一つの原因は、

この植林を放置しているために、

たくさんの花粉がまき散らされているからです。

 

自然はできるだけ自然のままに。

でも、人間が一度手を加えてしまったら、

その責任はきちんととっていかないといけませんね。。。

 

などと、固い話になりましたが、

皆さんもぜひ、森に入ってみてください。

奥多摩なんて東京都なんですから、

めちゃ近いですよ。

 

この樹は「天狗の腰掛杉」と言われています。

本体は杉なんだけど、

腰掛部分の枝になっているところは、

実は違う木なんです。

杉にピッタリくっついて共生している。

でも、自然界にはこんな不思議なことが、

本当にいっぱいあります。

 

私たちにはわからない、

いろいろな力が働いて、

地球は生きているんですよね。

 

 

最終更新日: 2013年 7月 03日(水曜日) 16:01